第57回生物物理若手の会夏の学校レビュー
箇条書きで今年の生物物理夏学を振り返る.
伝わりにくさは許してくだせえ...(そのうちテーマを絞って再投稿したい)
新たに興味を持った事柄
・分子動力学シミュレーションに使う力場を機械学習に基づくfittingで求めることで計算をより精密化できる
・(↑とも関連するが)ベイズを用いたmodel fittingやデータに合うパラメータチューニング
・データ駆動型科学による仮説・検証ループの加速
・CRISPR-Cas9の構造変化(4つの状態に変化すること)に関与するアミノ酸側鎖の挙動
・スパースモデリング(思っていたより優秀!)
勉強不足を感じた事柄
・モンテカルロ法など基礎的な計算手法の詳細
・重イオンビーム法(LCMS的なアレ?)による油脂rich株の標識
・生活費を稼ぐためにも,しっかりと申請書の書ける研究者になりたい.↓この本ほしい(著者ご本人による講演)(新ラボにもあるらしい)
今後注目していきたい研究
・in-cell NMRによる細胞内でのタンパク質のNMR測定(理想的!)
・cryo-EMによるタンパク質構造の同定(昨年出たHbAのんは査読付いたのだろうか?)
その他感想や気付き
・色々な意味で新ラボのオリエンテーションといった構成だったので,内容等を事前に解説し,参加するよう強く促してくれた先輩に圧倒的感謝(当初は不参加の予定だった)
・研究者として生きていくには,企業orアカデミアに関わらずメンタルの強さが要求されることから逃げられない
・不合格になったラボの先輩が強すぎた...やっぱり純粋な(?)生物専攻は実験志向が求められているんだなと.....
・数物で神経質になりすぎていた所為かもだけど,統率全般や広報に関するモラルを若手の会界隈がどう考えているのかすごく気になった
・支部活動も夏学も,到達目標は何なのだろう・・・?となった(まあHP見りゃ分かると言われればその通りだが矛盾のようなものを感じた)
・節制さんの安定感半端ない(純粋な意味での安眠効果)
自明に初参加の昨年より濃く交流できて良かったし,その中で色々考えもさせられた.
人間は,人生は,難しい.
帰ったら,新ラボの準備と並行して,引越しや仏教の試験が待っているよ.
ではでは.