生物物理は悩ましい
生物物理は生物を構成する物質や,それらが織りなす現象を定量・定式的に見ようという学問と言える.
要するに,生物学を物理や数学の言葉で記述する学問である.
もちろん,そこには幾つかの限界がある.
細かいパラメータの排除
生物はそれ自体の構成要素も,それを取り巻く環境要因も大変多い.
よってそれを物理の側面から見ようとすると,まずは系の簡略化,すなわちごく限られたパラメータのみで記述するところから出発するしかない.
現実の生物を表現するに至るには,徐々にパラメータを増やしてフィッティングするという手間がかかる.
物理学の限界
例えば,粉体シミュレーションは未だに物理学をもってしても難しく,生物学における花粉の飛散などのシミュレーションは難しい.
私は,こういった生物物理の難しさを交えつつ,楽しさ,オススメ書籍・論文も今年の生物物理アドベントカレンダーで伝えていけたらなと思っています.
バイトで死んでいて今回は短くなってしまいましたが,次の記事は計画的に練ってみます!
明日は四若手合同忘年会!!